光回線

光回線は速度を落としたプランでも十分利用できる場合があります。

光回線の速度は複数の業者がインターネットサービスを展開するようになって以降競争をしているかのように年々かなり速いものとなっており、自宅でインターネットはもちろん、動画や音楽もほぼ途中で止まったりすることなく快適に利用することが可能となっています。

そして現在は光回線自体携帯電話会社などとセット料金になっていて、以前よりも安くなっていることが多いです。

この光回線のプランについてですが、現在各会社1種類もしくは2種類というところがほとんどとなっています。そのため顧客にとっては好きにプランを選べるという状況ではなく、各会社間の料金や速度、サービスの比較を行ってどの会社の光回線サービスを選ぶかどうかを決めるということになります。

しかし中には同じ会社で3種類以上と複数のプランを用意しているところもあります。このような複数のプランを用意する理由としては、値段が安くなって顧客に選択肢が増えるということ以上に大きな理由があります。

実は光回線に関してはどれだけ高速のスピードの回線があったとしても、現在自宅ではWi-Fiを通して無線でインターネットを使用していることからその時点で回線の速度が落ちてしまうのです。このことはあまり知られておらず、速度は高ければ高いほどいいと思っている人がかなりいるものなのです。

なので普段からWi-Fiを使ってインターネットをするという人、またはインターネット自体仕事で主に使う程度で動画や音楽はほとんど楽しむことはないという人には少し速度の遅いプランを選んで使用しても差し支えないことがほとんどです。

そして複数のプランを用意している業者の担当者は、プランが選べるということを売りにして契約件数を増やすという戦略を取っているのです。なので新規で契約を検討しているという人と話をしている段階でWi-Fiを使用した時の速度の落ち方について説明をし、より値段の安いプランでインターネットを契約してもらうようにして顧客にお得感を与えようとしているのです。

このように速度の少し遅めのプランを選択すればより安くインターネットが使用できる可能性が高いことから、今まで光回線の使用を諦めていた人や一人暮らしなどで光回線を自宅で利用することを躊躇していたような人、またはネットは主にスマホで利用しているけれどもいつも使いすぎて通信制限がかかってしまっていたような人でも問題なく利用できる可能性が高くなるのです。

集合住宅向けの光回線は選び方が難しい

4世帯以上の集合住宅に住んでいる場合には、光回線としてマンションタイプを選ぶことが出来る物件が多いです。

しかし、マンションタイプの光回線を利用するためには、集合住宅向けの設備が入っている必要があるので、物件選び段階から下調べをしなければなりません。

8世帯以上であればVDSL方式が採用されていることがありますが、4世帯から7世帯では光配線方式の採用が一般的です。

VDSL方式では、集合住宅向けの配線設備に大型の装置が必要となるので、電柱からVDSL装置までは光ファイバーが直接引き込まれますが、以後各部屋までは電話回線が使用されます。

電話回線を使ったVDSL方式では、最大速度が下り100Mbpsに制限されてしまうので、同じ光回線料金を支払っても勿体無いと感じる人も多いでしょう。

光配線方式を採用していれば、初回のみ光ファイバー引き込みのために立会工事が必要となりますが、上り下り共に最大1000Mbpsの光回線を利用可能です。

問題となるのは、VDSL方式で引き込まれている部屋に対して、光配線方式のマンションタイプは同じ会社の光回線では引き込みが出来ません。

VDSL方式が採用されていて、映像配信サービスを利用するために速度がどうしても必要となる場合には、戸建てと同じ電柱からの直接引き込み工事が必要です。ホームタイプの工事を行なうためには、建物所有者または管理組合の許可が必要となりますが、もう一つの問題としてそもそも引き込み工事が出来るかどうかは、光回線事業者による運用次第となります。

日本国内に敷設されている光ファイバー回線は、NTT東西とKDDIが全国的に敷設しています。他の地域限定で引き込みを行っている光回線事業者もありますが、集合住宅においてホームタイプの引き込みを行なう回線事業者は、地域ごとに高さ制限があります。

最も明確な線引が行われている例として、KDDIのauひかりホームタイプでは、地域により集合住宅へ直接引き込みを行える高さが2階までと3階までに明確に分かれています。

部屋の位置ではなく、建物全体の高さを基準としているので、居住階が2階であっても4階建ての建物に対しては引き込み工事を行いません。なぜなら、電柱から建物への引き込み時には、屋上付近へ一旦引き留め金具を用いて経由させなければならないことがあるからです。

光ファイバー回線は、電柱に敷設されている位置から上空方向へは、残念ながら折れてしまうリスクがあるために引き込みできないことになっています。